ミレニアル世代万歳ブログ

大阪に住む至って普通な大学生の日記

これから必要なもの

AI時代に対応する臨機応変さとモチベーション力が大切だという話。

 

AI技術が一般的に普及して誰でも使いこなせるようになる時代が近い未来訪れる

 

2045年問題のシンギュラリティも似たような事だが、そうなったときに人間の職として何が残るのかということがよく議論されている。

AIの普及によって残る職は営業や介護など人間にやってほしい職だけになるというが、そもそも職や教育などの概念が変わると思う。

 

どういう事かと言うと、現在働くことが生きがいで生きている"Live for work"という人は少なく、生きるために働く"Work for live"がほとんどだと思う。特に日本は。

 

しかしAI技術とロボット技術が発展し人間の職がなくなるという事は、そもそも働かなくてもすべての人が平等に生きていくことが出来るという事だ。自給自足をすべての人が不労で得ることが出来る。

その時代に人が生きがいに感じること、幸せと感じることが何か。そこを考えるべきだ。

 

さらに教育の観点でも、今は算数や英語など同じ教育を同じ教室にいる30、40人の学生が受けている。そしてその知識というのは死と共に消える。こんな効率の悪いサイクルが、AIの学習能力を使うとどんな問題でも答えがあるものなら一人が解けてデータ化しすべての人がその知識を使いこなすことが可能になる。

何かの問題を解決するためにあった学問は、今ではAIが解いた問いのロジックを理解するためのものとなった。完全に逆転している。

 

では教育とは何を教えるべきなのか?

 

AIというのは現段階ではまだ決断力やアイデンティティは持っていない。つまりその技術を利用して何を作ることが出来るのかを考えるのは人間で、そのための発想力や他人と違うことに価値を感じるモチベーション力を持たせる教育が必要だ。

 

世界に衝撃を与え続けているイーロンマスクは道徳をベースにした学校を創立した。

 

AI時代に今のようなテストのスコアだけが重要視される教育は本質的ではない。

ドリルで学ぶのではなく、自分の脳をフル回転させて答えのない問題を考えることが必要である。例えば、全知全能な神は、自分が持ち上げることが出来ない石を作ることはできますか?というような問いなど。これに答えはないが、自分の中で考える思考力が必要。

 

そしてさらに自分が何をやりたいのか?なぜやりたいのか?を追求して個人のオリジナリティ、アイデンティティ、クリエイティビティを伸ばすことが大切だ。

 

 

最後に

現在の日本はリスクを恐れて変化のない先人の引いた道を渡る人(小利口で周りに嫌われない人)が組織の上になるという社会だ。失敗をすると恥ずかしい、周りと違う事をすると嫌がられるといった風潮がある。しかしそんなことではイノベーションは起きず、気が付いたころには様々な国で技術が浸透して日本は後れを取ると思う。

 

正解のある学問(知識)に囚われるのではなく、何がしたいのかというモチベーション力、どうしたらできるのかという知恵を育てることが大切で、さらにどんな時代の変化にも対応できる臨機応変と、データ上のリスクだけで考えない判断力を持つことが必要となる!