好きを称賛するGeek環境
ガレージカンパニーという言葉がある。
その名の通り、自宅のガレージで始めた会社のことだ。
シリコンバレーではこのガレージカンパニーが大きくなった例がある。有名な企業でいうとHPやAppleなど
現地には仕事を定時(17時)でしっかり切り上げて、家に帰るとガレージにこもってひたすら興味があるものをいじっている人たちがたくさんいる。
日本にも車やバイクが好きで休日ずっと改造をしている人がいるが、その母数が全く違う。
またそのような、いわゆるギーク(オタク)のために作られたコワーキングスペースも存在する。
有名なコワーキングスペースのHacker Dojoはコンピューター好きのギークが互いに教えあっていた環境をNPOとして設立したものだ。
Pinterestの共同創設者もここで出会ったと言われている。
Androidの生みの親アンディ・ルービンが創設したPlay Groundもソフトウェアやハードウェアのギークのための環境だ。
日本では社会的価値が見えないものに没頭することに対して「それして何になるの?」「もっとテストの勉強をしたら?」など批判的な意見が集まると思うが、シリコンバレーでは何に対してもその道のプロフェッショナルとして周りが称賛する文化がある。
またコワーキングスペースなどそのギークの交差点がたくさん存在しているので、シナジー効果からイノベーションが起きる。
今好きで熱中していることは、周りは気にせずどんどん真剣に取り組んで行って欲しいし、それを周りが称賛できる文化を日本でも作りたい。